今シーズンの野島、水鳥系がとても少ないのです。更に、野島水
路にほとんど水鳥がいません。ほとんどの鳥が金沢湾側に集中して
います。
本日、野島水路側17羽、金沢湾側317羽という状態です。
ヒドリガモは、野島水路導流堤上に集まり休憩中。

ヒドリガモの食事風景です。導流堤の石積みに付着した、ノリのよ
うな海草をむしり取って食べています。

こちらでは、水辺の階段についた海草をむしり取って食べています
。ヒドリガモの食事風景を見ていると、この程度の餌で冬越しがで
きるのかと心配になります。

金沢湾側でオオバンもヒドリガモと同じように採食しています。
2017年頃は500羽弱いたオオバンは、1月110羽、本日は43羽し
かいません。
500羽弱いたオオバンは2017年頃に大量に発生したアナアオサ
と豊富に生えていたアマモを食べていました。
最近は、アナアオサとアマモがほとんどなくなっており、それに従
いオオバンは激減しています。
最近平潟湾の侍従川河口にオオバンがかなり集まっており不思
議に思っていました。本日何を食べているのか見に行きました。

なんと、アナアオサを潜って食べていました。大量発生はしていま
せんが、少し発生しているようです。

侍従川の河口には、アナアオサが発生する環境条件が揃ってい
るようです。他の場所でアナアオサを食べているのを見ることは
出来ません。

オオバンも生き物。食べ物がある場所を敏感に探して集まって来
るようです。

今年は山の鳥も海の鳥も例年に比べてとても減っています。
一時的な現象(減少)なら良いのですが、外洋性の海鳥が激減して
いるという話をよく聞きます。沿岸の鳥達が減らないとよいのです
が。
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